今年の10曲~2020年~
今年1年のよかった曲を選ぶやつです。やっていきましょう。
2020年上半期の10選はこちら
順不同です。
- What-if Wonderland!! - Argonavis
- ティーカップ - 上田麗奈
- 23時の春雷少女 - 鬼頭明里
- NEXT COLOR PLANET - 星街すいせい
- Pins&Needles - Tetrarkhia
- soft cream - 鳳玲天々
- Honeycomb - 天川はの
- Sweet Bubble - 式部めぐり
- Hyper Bass(feat.Yunomi) - 電音部(神宮前参道學園)
- 夜明けBrand New Days - 鐘ヶ江隼弥(CV:生田鷹司)
What-if Wonderland!! - Argonavis
作詞・作曲:田淵智也, 栁舘周平 編曲:栁舘周平
『BanG Dream!』のボーイズバンド『Argonavis』の曲で、アニメ『カードファイト!!ヴァンガード外伝 イフ-if-』のOPテーマです。
入りの『10% roll, 10% romance - UNISON SQUARE GARDEN』を彷彿させるようなワチャワチャ感や、サビの『Well Wishing Word - 水瀬いのり』や『未完 みかん's Happy Recipe - 伊良子美甘(CV.麻倉もも)』を彷彿させるような遊び心満載のメロディーが聴いていてとても楽しいです。
キラキラとしたサウンドがダイナミックに展開されていく中、2Bで急にラップが始まっていい意味で期待を裏切られるのがすきです。
8月にリリースされたアルバムの表題曲『Starry Line』も田淵栁舘コンビによる曲です(こちらは作詞に中村航さんが参加されています)。
ティーカップ - 上田麗奈
声優の上田麗奈さんの曲です。この曲が収録されている『Empathy』は今年聴いてよかったな〜と思うアルバムの1つです。
自身が声優であることを最大限に活かした、挑戦的な1枚だと思います。歌っているというよりは演じているほうが近いんじゃないかとさえ思います。
不気味ささえ感じるのような独特の雰囲気ですが、その不思議な世界に引き込まれていくような魅力を感じました。
「ゆらゆら私の手の中で揺れている」のまるで意識が朦朧としている人みたいな不安定を感じる強弱がついた歌い方がすきです。
23時の春雷少女 - 鬼頭明里
作詞・作曲:田淵智也 編曲:やしきん, 成田ハネダ(パスピエ)
声優の鬼頭明里さんの曲です。『STYLE』もめちゃくちゃいいアルバムでしたね。
初めて聴いた時の衝撃は今年の曲の中で1番でした。身体に電流が走ったような感覚を鮮明に覚えています。
以下5月記事からの引用です。
イントロはまるで夜が明けていくように明るくキャッチーなのかと思えば、最後に少し不穏な印象を与える感じで、この時点でワクワクが止まりません。
1番で「理由が説明できない」「誰か教えてよ」と歌った不安は2番で「デリートできずに増えていく」結果、終には涙を流してしまうんですが、その涙にハッとされられ、自分の中で確信を持った結論が出来上がっていることに気が付くんですよね。
この不安→確信の感情の変化が、Dメロ~間奏の気持ち悪いくらいに激しいピアノで表現されているんだと思います。
その結論が「証明は終わり」という大サビのラストで回収されるわけなんですが、1曲聴き終わった後の満足感としてはこれ以上ないです。
複雑で繊細な恋心(乙女心?)をこれまた複雑で繊細なプログラムと重ね合わせて表現しているのも…すごい……
アルバムの後にリリースされたシングルは爽やかなイメージで統一されているのが印象的でした。『トウメイナユメ』がすきです(作詞:yuiko 作曲・編曲:藤井健太郎(HANO))。
NEXT COLOR PLANET - 星街すいせい
作詞:星街すいせい 作曲・編曲: 酒井拓也(Arte Refact)
Vtuberの星街すいせいさんの曲です。
12月に行われたVtuber楽曲大賞では、楽曲部門で1位、MV部門で3位を受賞されました。すごい。
ただいま!!今日の収録終わったよ〜🌸
— 星街すいせい☄️ホロライブ0期生 (@suisei_hosimati) December 3, 2020
そしてツイッター見たら嬉しい情報が目に入りました…#Vtuber楽曲大賞2020
NEXT COLOR PLANEThttps://t.co/QnTixTkU2u
✨楽曲部門1位✨
✨MV部門3位✨
うれしーーーーー!!!!!!😭✨
みんな投票ありがとうっっっ!! pic.twitter.com/PeUy5slOPm
以下5月記事からの引用です。
純粋な歌唱力もさることながら、イントロ時点から鳴ってる音が楽しくて聴いていてすごく気持ちいいです。たぶんこのベース、相当エグいスラップですよね?
個人勢からレーベル転籍を経てホロライブ加入という活動履歴を考えると「このままじゃね終われない」というフレーズに込められた意味が生半可な覚悟ではないように感じられます。
「星が揺らいで 夢を見ている 焦がれたその音が待ってるの キラめくカラー 秘めてる日々に 伝えるこのメロディ」
「星を紡いで 夢を描くよ 焦がれたその声が呼んでるの キラめくカラー まとった君に 届けるこのメロディ」
これはイントロとサビの歌詞の比較なんですが、おそらく前者は武道館に立ちたいという彼女自身の夢、後者は星詠み(ファンの通称)に向けたメッセージだと思うんですよね。
無限の可能性を秘めた未来へ向かって、待ってる歌を届ける舞台(ライブ)に向かって歌い続けるよという想い。そしてその夢を応援してくれる君=星詠みに向けて感謝の気持ちとしてこの歌を届けるよ。そんな意味合いが込められているように感じました。
(ここは完全に余談です)
先日開催されたホロライブ2nd fesでは参加者1人ずつにソロ曲披露のターンがあったのですが、すいちゃんソロパートのパフォーマンスが段違いでよかったです。歌もダンスもキレッキレでした。あとライブ仕様の特殊イントロが最高によかった……(ここでイントロ謎無音の伏線が回収される)
Pins&Needles - Tetrarkhia
作詞・作曲・編曲:石川慧
Reステージのミニアルバム『Chain of Dream』に収録されている曲です。
『繋ぐ』がテーマとなっているアルバムで『繋がれた日常から抜け出そう』というテーマで歌っているのがなんともTetrarkhiaらしい1曲です。
他のユニットは既存の曲と比べても比較的しんみりした雰囲気の曲に感じましたが、がっつりロックでやりたいことをやってるな~~という感じがします。
サビの「今日も明日も来年も 今のわたしがNo.1」って歌詞、「わたしたち」ではなく「わたし」ってところにものすごく"らしさ"を感じます。
ちなみにテトラルキアだけ繋がってはいませんが(笑)、音楽Pの会議で他のグループのテーマが決まっていく中、「テトラルキアは…繋がるか〜?我が強すぎて繋がらんやろ〜笑」という話になり、テトラだけ作曲家の石川氏に一任しました😜 #リステ #リステップ #リステDD
— Backey (@tsubaKiRaRe) November 21, 2020
我が強すぎて繋がらんやろ~笑 ←たしかに……
soft cream - 鳳玲天々
Music:nyakobrq & yaca
Vtuberの鳳玲天々さんの楽曲です。
歌い出しから「夏に酔う」「季節はそう(SO)」「羽目外そう(SO)」「そういうのが理想」「この水着どう?」と連続した押韻がめちゃくちゃ気持ちいいです。その後「言ったらメルト」で一旦リセットされるような流れが天才すぎる……
続けて「寄り添うためならやる戦い」「死ぬまで生きるからさ儚い」「夜にはきっとスターライト」「明日も遊べるから Good Night」と最後まで押韻が続きます。押韻のトッポかもしれない。
「明日も遊べるから Good Night」で締めるの、毎日のように配信してるVtuberならではのメッセージって感じですきです。
この曲について言及した10月記事が、なんと大手楽曲レコメンドブログである『ねこおきば』で紹介されました!!
自分がおすすめした曲が誰かに刺さると………嬉しい!!!!!!
meganeko-mink.hatenablog.com
(当ブログは『ねこおきば』を最大限にリスペクトし、ねこおきばフォーマット*1を採用しています)
Honeycomb - 天川はの
Music & Arrangement:you
Lyric:mippai
Vtuberの天川はのさんの1stシングルの曲です。(残念ながら現時点ではサブスク解禁はされていませんがここでFullが聴けます)
キュートなポップチューンですが、合間合間の合いの手やサビの水の音で緩急を付けていく感じや、2サビ終わり〜ラスサビ前にかけて見せ場と言わんばかりのギターのエネルギッシュな感じに、1stシングルとは思えないほどの完成度を感じました。
おやすみ~~~~ ←かわいいね……
天川はのさんは同じ事務所の姫熊りぼんさんと『すたーべあ!』というユニットを組んでいます。夏には初のオリジナル曲となる『フルスロットル☆すーぱーのゔぁ』(作詞・作曲・編曲:やしきん)をリリースされています。
Sweet Bubble - 式部めぐり
music&arrange&lyric:KBSNK(TEMPLIME)
Vtuberの式部めぐりさんの楽曲です。
明るくキャッチ―なイントロからの歌い出しが「セーブ機能なしの1回きりの人生」って急に現実を突きつけらたようでとても印象的でした。
Bubbleがどんな泡かはわかりませんが、その泡が不安定な様子が目の前にはっきりと浮かんでくるようなサビの「ゆれて ゆれて 貴方の元へ」の歌い方がすきです。先ほどのティーカップのようにピッチが不安定でナチュラルな揺れ具合とは対照的ですが、電子音的でクリアな声が曲の雰囲気にとてもマッチしているように感じました。
MVもめちゃくちゃオシャレです。
Hyper Bass(feat.Yunomi) - 電音部(神宮前参道學園)
作詞・作曲・編曲:Yunomi
電音部のハラジュクエリアのユニット曲です。
2020年を振り返るうえで、インターネット音楽界の垣根を越えたオールスターゲームのようなコンテンツである電音部は外せないでしょう。
中でも特に印象に残ったのはこの曲でした。わけがわからん。いや、本当に何が起こってるのかよく分からないし歌詞も暗号じみているんですけど、すごく中毒性があるんですよね。聴く電子ドラッグかもしれない。
夜明けBrand New Days - 鐘ヶ江隼弥(CV:生田鷹司)
作詞・作曲:堀江晶太 編曲:ANCHOR
YouTubeオーディション番組『Reflap』によるカバー曲です。コンテンツ的にはバーチャル版NiziProjectみたいな感じなんですかね?(調べたけどよくわからなかった)
本家の疾走感とは対照的な重さ・力強さがめちゃくちゃすきです。サビのドラムとかは結構パワフルにアレンジされている印象です。
2020年、なんとも言えないやるせない1年でしたが、この曲を聴いてトゥルエンぶって締めくくりたいと思っています。
終わりだよ~
2020年、Vtuberの沼に嵌ってそのまま抜け出せずに終わりました。
明日のゆくホロくるホロが楽しみすぎる!!!!!!!
それはそうと来年もいい曲にいっぱい出会えたらいいな~と思っています。
こんな感じで来年もよろしくお願いします(ぺこり)
それではよいお年を!
*1:パクりフリーらしいです